七 所作と言葉 1

心の働きが、

時に応じた動作となる、

 

これを所作という。

 

言い換えれば、

主人にありては馳走ぶり、客にありては客ぶりである。

 

不昧公の所論「主人は◇相は客の◇相、客の◇相は主人の◇相」

という、主客和楽の境が開かれるのである。

 

馳走 客への供応。転じて、りっぱな料理。

供応・饗応 酒や食事を出して人をもてなすこと。

相和する 互いに親しみ合う。仲よくする。 一つに交じり合う。調和する。
互いに声を合わせる。

不昧公 松平 治郷(まつだいら はるさと)は、出雲松江藩の第7代藩主。直政系越前松平家宗家7代。江戸時代の代表的茶人の一人で、号の不昧(ふまい)で知られる。

女のこと

車にひかれそうになった!

神楽坂通りで横断歩道をゆっくりと渡ろうとしていたら、

左側からブルーのテカテカした高級車した車がつっこんできた。

日曜日のゆっくりした午後。

とまるものだ、と思ってたら、運転手はぷおーんとクラクションをならして

私のほうをいちべつして通り過ぎた。

交通違反じゃないかなあ、今のは。

と、思ったと同時に、なんとなく

「女の運転手だろうなあ」と思った予感があたっていた。

女なんだよ。


 

 

ニュースのこと

少しだけ、ほっとした。
川崎での事件のこと。

今日の東京新聞に、殺された上村君を暴力から助けようとグループの何人かが一週間ほど前に、主犯格と思われる18才の家に話しに行っていたとのことが書かれていた。

それが反対にバカをキレさせたのかもしれないのだけれど、この惨い事件の中に少しだけ救いがみえた気がした。

上村君は、万引きはしない、グループから抜けたい、ということで、殺された。殺される必要はこれっぽっちもなかった。
その命は絶対に戻らない。

私は彼が心の中で守ったものはまちがいなく正しいものだと思う。